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Rhapsody 20th Anniversary Farewell Japan Tour 2017 Live Report

2017/ 11/ 10
                 
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シンフォニックメタルの巨星、Rhapsodyのデビュー20周年(でいいのか?)であり、初期の中心メンバーのリユニオンツアーの大阪公演に行ってきました。

知らない人の為に書きますと、Rhapsodyとはイタリアで結成されたメタルバンドであり、1997年にCDデビューしています。
それまでも数多くあった「オーケストラとメタルの融合」を完全な形で世界に知らしめたバンドであり、1997年のデビュー以降に多くのフォロワーを産む事になります。
2000年代に多くのメロパワ・メロスピバンドがデビューしたのは、このRhapsodyの存在によって「自分達もこんなバンドがやりたい」と思った若者が多かったに違いありません。

なお、この1997年のデビューを畏敬の念をこめて、こう讃えております(個人的にw)。


「Rhapsodyショック」


本当に凄かったんです、1stアルバム「Legendary Tales」を聴いた時に受けた衝撃は!
僕は既にメタルを聴いていましたが、元々V系やポップスも聴いていて、ぞれらは自分の中では同列かメタルに比重が大きい程度だったんです。
ところが、このRhapsodyを聴いて以降、自分の信じる音楽はこれだ!となり、以降に聴く音楽は完全にメタルへシフトしました。


要するに人生狂わされましたwww


それほどの魔力があったのです、Rhapsodyは。

特に好きなのは、シンガーであるファビオ・リオーネでしょう。
個人的には「宇宙一好きなシンガー」です。
これ以上の人はいません。

僕はメタルは「聴いた後に戦う為の明日への勇気を貰える音楽」という絶対的な条件があります。
戦うってのは、まあ何でもいいです。
現代社会においては会社での労働も戦いでしょうw
(余談ですが、そういった条件から外れているメタルは好きではないです。陰鬱なゴシック、怒りや破壊衝動が強く出すぎているデス、享楽的なLAメタル等)

そしてファビオの声は、上記の条件に完全にマッチしているのです。
勇壮・強さ・気品・野蛮・優しさといった、漢(オトコ)に必要な全ての条件を持ち合わせています。


まさしく、全世界のメタルウォーリアーを統べる王者の声です。


そんなファビオが、彼の声を完全に活かしきった初期Rhapsodyの猛者と共に帰還する。


王の凱旋!


これが燃えずにいられよか!


集え、鋼の戦士達!


という、まあ若干イカれた感じで王の下に馳せ参じました。
ツアーは東名阪であり、東京も名古屋も多くの戦士が集ったようです。めでたい。

ライブは初っ端から、我らが聖剣「Emerald Sword」から始まるという鬼畜っぷり。
この曲は最初っから最後まで歌いっぱなしの曲なのです。
僕のように歌の訓練をしていない人間は、一撃で喉が死にます。

ん?それ知ってるけど、そんな曲じゃないぞ?


リフも歌メロもストリングスもソロも全部歌うの、この曲は!


なお、ライブ後に再会した孤高のハイトーンシンガー(要するに知り合いw)は、これで喉が温まったといっておりましたwww 流石www

その後もセットリストは俺たちが愛したRhapsody、つまり「Of Fire」ではない、あのRhapsodyの名曲を連発。
というわけで、ほとんどずっと歌ってました。

無論、会場全体がな!

王達(Rhapsody)の歌とギターとベースとドラムにずっとやられっぱなしでした。
しかも、会場は梅田クアトロ。
音が抜群に良い会場で、耳栓いらず!
このテのスケールを感じさせる音楽は耳栓をすると、哀しいかな魅力半減する事も多いのです。

それすらも無く、今宵200%Rhapsody!!!

最高!本当に最高!
最後のHoly Thunderforceまで退屈な時間など、1秒たりともありませんでした。

MCのちょっとしたユーモアも面白かったです。
「どりーむかすと!(ゲーム機のドリキャスのことな)」のとこが、今日のピークwww


ところで、このRhapsody最大の魅力は「ヘヴィメタルである事」だと思っています。
そして、この部分は数多いるフォロワーとの絶対的な差となり、彼らを孤高の存在たらしめているのだと思うのです。

おいおい、元々メタルバンドじゃないか、何言うてんの?と思う人もいるでしょう。

どういう事かと言うと、こういったシンフォニックメタルバンドは、「メタル要素」と「シンフォニック要素」が同居しているからそう呼ばれます。
大抵の場合、メタルバンドの上にかっこいいからシンフォニック要素を足し、シンフォニックメタルと呼ばれるようになります。

つまり、スタートはメタルバンドである事が多いのです。
そして、時々起こるのが「経験による音楽的成熟によって起こるメタルとシンフォの逆転現象」です。

音楽を作り続け理論に精通してくると、メタルの範疇を超えたより複雑な音楽を作り始め、結果として軸足がシンフォニックに寄ってしまうのです。
こうなると、音楽としては高度で複雑になるのですが、メタルが持つ原始的な力強さやカタルシスが失われる事も多いのです。

つか、そんなよーけ見た。

メタルを土台にシンフォを乗せているか
シンフォを土台にメタルを乗せているか

たったこれだけの事なのに、この配分が大きく変わると、音楽そのものが大きく変わり、下手すると魅力が無くなる。

Rhapsodyも時期によってそのバランスが違うのですが、自分がハマった1stや2ndはバランスが最高だったと感じていました。
3rd辺りからその比重が変わり始め、新しい物語へ移行した頃には「フィルムスコアメタル」なる呼び文句が生まれ、メタルの比重が随分軽くなっていました。

まさしく「経験による音楽的成熟によって起こるメタルとシンフォの逆転現象」ですね。


しかし、Rhapsodyはライブでは完全にメタルバンドなのである。


このテのバンドの衣装は、大体大袈裟なジャケットやシャツ、女性ならドレスが多いのだが、Rhapsodyにはそういった装飾は無く、トップスはTシャツ、ボトムはジーパンといったシンプルさ。
これは知り合いが言っていた「最初はManowarのトリビュートバンド」という所に起因するものだろうし、それが彼らの「俺達はヘヴィメタルバンド」というプライドでもあるのだと思います。

また初期の楽曲は、シンフォ要素過多とはいえ、土台は完全なるメタル。
それは自分のバンドやセッションでカヴァーを何回もしたから断言できる。

メンバーの確執やレーベルトラブル等、Rhapsodyも他のバンドと同じように音楽業界お決まりのトラブルに見舞われ、それでも20年間やってきて、そして本日の20th Anniversary Farewell Japan Tour。


彼らは変わらぬ出で立ちで、容赦の無い徹底したメタルを見せてくれた。


彼らも自分も歳をとったけど、結局は2002年のあの伝説の初来日公演と何も変わっていなかった。


もう見れない可能性が高いけど、まあミュージシャンの「フェアウェル」とか「引退」という言葉ほど、あてにならない物も中々無い。
だから、またルカやファビオが一緒にやる事を、諦めず気長に待つ事にしましょうw

ひとまず、今回の王達の帰還に感謝したい。



ありがとう、Rhapsody。
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